ミズゴケは生活に身近な実用的価値の高い苔

2014-12-24

ミズゴケは蘚類の仲間でとても変わった特徴を持っています。
ミズゴケは単独でミズゴケ科からなり
世界に約300種類、日本には約40種類が分布しています。

日本でミズゴケを意識する機会はすくないですが
北半球高緯度地方では、広大な面積のミズゴケ湿原があります。
ミズゴケ類のほどんどの種類は湿原や湿地など水が豊富にあるエリアに生息します。
 
 

 
 

特に変わっているミズゴケの細胞

ミズゴケの独特な特徴として構成する細胞が挙げられ
この細胞は下記の2種類があります。

1)葉緑体を含む緑色細胞
2)中身の無い空っぽの透明細胞

透明細胞には大量の水を蓄えられることができ
貯水細胞とも呼ばれ、ミズゴケをミズゴケたらしめる要因となります。

ミズゴケは抜群の吸収力と抗菌性が備わっており
鉢植えの土に混ぜ保水性を高めたりと用途は様々です。

生のミズゴケをビニール袋に入れて室内に放置しても
カビがはえること無く数ヶ月も生き続けます。

ミズゴケの吸収性と抗菌性を利用して
第一次世界大戦では脱脂綿の代用品として
ミズゴケが大量に使用されたという記録があるとのこと。
 
 

ミズゴケは英語で「ピートモス」

英語でミズゴケのことを「ピートモス」と呼びます。
日本の園芸屋さんなどでもピートモスという乾燥させたミズゴケが売られています。

ミズゴケは腐りにくいため古くなった植物体が長い年月を経て
蓄積しピートモスとなります。

日本の湿原のち家には何百年何千年にわたって蓄積されたぶ厚いピート層があります。
 
 

食べれるミズゴケ

ミズゴケは食用として北極圏では用いられ
パンケーキを作る際、乾燥させたフレーク状のミズゴケを
増量剤として入れるとか、天ぷらにしたらサクサクで美味しいなど
一般的に人の食料として利用されることのない苔植物の例外といえるでしょう。
 
 

<まとめ>

・ミズゴケは湿地など水が豊富にあるエリアに生息する
・ミズゴケの細胞は2種類あり、水を貯める細胞がある
・ミズゴケには吸収性と抗菌性がある
・日常生活でもミズゴケは利用できる
・ミズゴケは食べることができる

苔が胞子をまく季節とタイミング

2014-12-18

苔は胞子で増えるため花を咲かせることはありませんが
胞子を形成・収納している胞子嚢を苔の花と呼ばれることがあります。

胞子嚢が成熟して胞子をまく季節は
苔類や蘚類など種類によって割りとはっきり決まっているようです。

苔類の仲間のほとんどは低地で春先に胞子をまき
蘚類の仲間は苔類よりも複雑になります。

大きくわけると
①晩秋から初春にかけて
②春か初夏にかけて
の2つの胞子散布季節があるようです。

晩秋から初春にかけて胞子を散布する苔

晩秋から初春にかけて胞子を散布するものに
スギゴケの仲間であるコスギゴケがあります。

緑色の植物体の先端に胞子の元になる白っぽいものが
2cmほどの長さに伸び、先端部分が筒状に膨らんで胞子嚢となり
この中で胞子が形成されます。

10月には成熟し11月~12月には胞子をまき初め
2月3月ぐらいまで胞子をまいています。

春から初夏にかけて胞子を散布する苔

春から初夏にかけて胞子をまく種類としては
タマゴケやヒョウタンゴケがあります。

これらの胞子体は12月に少し伸び始め
春には蒴柄が伸び、5月頃には胞子嚢が成熟します。

環境によって異なる苔の胞子散布タイミング

このように苔の種類によって胞子散布の季節が決まっています。
しかし、同じ種類であっても日本の北と南、低地と高地など
環境が変われ胞子散布タイミングも変わってきます。

また、同じ環境の場所でも年によっては
胞子の散布タイミングは異なります。

1つの群落でも胞子嚢の成熟にズレがあり
2~3ヶ月かけて群落のあちこちで胞子をまいています。

どんなものにも例外はありますが
例外としてギンゴケが挙げられ
春と秋の年2回胞子を散布します。

種類によって胞子の散布季節に違いがありますが
どんな意味があるかはまだはっきりとわかっていないみたいです。

<まとめ>

・苔の胞子散布タイミングは種類によってことなる
・同じ苔の種類でも北か南、高度など環境によって胞子散布タイミングにばらつきがる
・同じ環境で生息する苔でも年によっては胞子散布タイミングにばらつきがある
・なぜ苔の胞子散布季節に違いがあるかわかっていない

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