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龍安寺の苔 -京都 右京区-

池田 将人
AUTHOR 池田 将人

京都 右京区にある臨済宗・妙心寺派の寺院「龍安寺」。
山号を大雲山と称する。

本尊は釈迦如来、創立者は細川勝元、開山は義天玄承で
「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。
http://www.ryoanji.jp/


龍安寺は、室町幕府の管領、守護大名、応仁の乱の東軍総帥である
細川勝元によって宝徳2年(1450年)に創建された禅寺である。

龍安寺は応仁の乱(1467-1477年)で焼失するも
細川勝元の子細川政元と4世住持・特芳禅傑によって再興され
その後は、豊臣秀吉と江戸幕府の寄付により保護される。



龍安寺には室町時代末期に特芳禅傑らの優れた禅僧によって作られた
枯山水の方丈石庭で有名な「龍安寺の石庭」があり
22m×10mの敷地にほうき目がついた白砂が敷き詰められて
15個の石を無造作に5か所配置してあるシンプルな作り。

15個の石はどちらから眺めても必ず1個は他の石に隠れて見えない設計だが
中の部屋から1ヶ所だけ15個の石全てが見える位置があるという。

臨済宗は中国禅宗五家のひとつで中国禅興隆の頂点を極めた唐の臨済義玄を宗祖とし
宋時代の中国に渡り学んだ栄西らによって鎌倉時代に日本に伝えられる。
現在の日本の臨済宗は江戸時代に白隠によって再興されたものである。


石庭以外にも春は桜、秋は紅葉が美しい。



龍安寺にも素敵な苔庭があり「和」の色を放ってくれている。




和を味わうことができる苔を使って日本を感じてみませんか。


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