コケ植物は1個の胞子から始まります。
適度な水と、日光があたる場所に
風で飛ばされてきた胞子はそこで発芽します。
発芽すると原子体と呼ばれる糸状のものが伸び
分子を繰り返して広がっていきます。
この原子体の各箇所から芽がでてきて
大きくなり葉をつけ茎に成長します。
コケ植物の茎や葉の細胞には葉緑体があり
活発に光合成し栄養分をつくり出します。
つまり苔植物の成長には日光が必要で
日光が届かない真っ暗な洞窟の中で生えることはないのです。
どのくらい光を必要とするかは種によって異なり
河原にある岩など、明るい場所を好むものもあれば
日陰を好む種もあります。