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苔について

海から上陸した植物の起源

池田 将人
AUTHOR 池田 将人

47奥年の歴史がある地球の大気はメタンガスや二酸化炭素が主な成分で
植物や動物が生きるために必要な酸素はほどんどありませんでした。

光合成をするバクテリアが水中にうまれることで
光エネルギーを利用し水を分解することで結果酸素が生じ
水中から大気へ放出され続け大気にたまっていきました。

大気中に蓄積され大気圏の高層に達した酸素が
オゾン層に変化し地表に降り注ぐ有害な放射線を防ぐ層ができ
海中から陸上へ生物が進出できる条件が整ったのです。

上陸した最初の植物は、コケ植物の直接の祖先とは考えにくい
クックソニアと呼ばれる植物が化石から発見されていますが
すでに通道組織や気孔、風散布の胞子が備わっていることが
陸上環境への対応が進んだ状態を示していて、最初に上陸した植物は
ずっと以前に出現していると考えられます。

このとこから、最初に上陸していた植物はコケ植物の祖先である可能性があります。

私たちが目にしている約5億年かけて陸を緑にしてきた植物、
地球をはじめ色んな事を知っているかもしれませんね。