見た目が可愛く、癒し効果もあることから、最近はインテリアアイテムとして取り入れられている苔。
苔テラリウムやミニ盆栽などが知られていますが、今回ご紹介したいのは『苔玉』です!
丸い見た目がかわいらしく、アレンジの自由度が高いのが魅力といえます。
そんな気になる苔玉について、詳しくみていきましょう。
目次
苔玉とは?
苔玉とは、植物の根っこを球状にして形作り、苔で覆ったもののことです。
苔玉の始まりは盆栽の「根洗い」とされています。
ルーツは盆栽にありますが、お手入れは難しくないので初心者の方でも気軽に始められます。
苔玉の育て方・3つのポイント
苔玉を初めて育てる方は「難しそう……」と思いがちですが、日々の育て方に難しいことはありません!
お家で観葉植物やガーデニングをするのと同じ感覚で楽しんでもらえます。
苔玉を元気に育てるポイントを3つ、ご紹介していきます。
風通しのよい場所に置く
苔というとジメジメした場所をイメージされる方が多いですが、実は風通しのよさが重要です!
風通しが悪い場所に長期間置いてしまうと、苔玉が蒸れて根腐れを起こす危険性があります。
苔玉は、苔だけではなく、一緒に育てている植物の根の通気性も確保しなければいけないと理解しておきましょう。
風通しのよい場所に置き、根が空気に触れることで、水分を植物の茎や葉に供給できます。
適度に光を与える
植物を育てるためには、適度な光も必要です。
苔も同様で、光が足りないと色が悪くなってしまいます。
強すぎる光では植物や苔が葉焼け・水切れを起こしてしまうので、注意しましょう。
少し明るい窓際に置く、たまに外で日に当てる程度で、光を与えてください。
お水はたっぷりとあげる
苔玉のお手入れで、忘れちゃいけないのがお水。
苔も植物も元気に育てるためには、たっぷり必要です!
水やりのタイミングの目安は「苔玉の表面を触って乾いていたら」と覚えてください。
水やりのやり方は、バケツやボウルに水をたっぷり入れて、苔玉をつけておくだけ。
大きさや乾き具合によって変わりますが、2~3分ほどつけましょう。
乾いていると苔玉から気泡が出ますが、この気泡が出なくなったら十分にお水を含んだ証拠です。
苔玉はお家のこんな場所で楽しめます!
コロンとした見た目が可愛い苔玉を、インテリアとしてお家に取り入れたい!という方も多いのではないでしょうか。
苔玉を置くのにおすすめの場所を、5カ所ほどご紹介します♪
玄関
お客様が来たときに一番目に入りやすいのが玄関ですよね。
また、自分も家族も外出するとき・帰宅したときに必ず通る場所です。
お家のシンボルになるように、外観や玄関の雰囲気に合う植物で苔玉を作ってみるのがおすすめです!
キッチン
ご飯を作るのって、結構大変な作業ですよね。
キッチンに立つのがゆううつ……って日は誰にでもあるものです。
そんなときに、キッチンの片隅にかわいい苔玉があれば少し気持ちが癒されるかもしれません。
置くときは火に近くないカウンター部分がおすすめ。
また、植物も葉や枝の広がりが少ないコンパクトなタイプにしましょう。
バスルーム
朝気持ちよくシャワーを浴びたり、夜ゆっくり疲れを癒したり……。
そんなときに、バスルームに緑があるだけで気持ちが癒される気がしませんか?
バスルームは湿気が多いので、湿気に強い植物を選ぶのがおすすめです。
リビング
長い時間過ごすリビングでも、苔玉をインテリアとして楽しめます。
存在感のある植物を選べば、お部屋の雰囲気がグッと変わるかもしれません。
壁から吊るすタイプの苔玉を取り入れるのもおすすめです。
ベッドルーム
1日の始まりと終わりを過ごすベッドルームにも、苔玉で癒しを取り入れてみませんか。
ベッドルームに緑を取り入れるだけで、気持ちに少しゆとりが生まれるかもしれません。
日々を忙しく過ごす方は、ベッドルームで苔玉を眺める時間を作ってみましょう。
まとめ
苔玉とは、植物の根を丸く形成して苔で覆ったものを指します。
盆栽にルーツがあることから、植物と苔の両方を楽しめるため、観葉植物がお好きな方にはおすすめです。
育て方も難しいことはありません。
「風」「光」「水」の3つのポイントを押さえて、初心者でも元気な苔玉を育ててみましょう。
ご紹介したお家の中の置き場所も参考に、ぜひ可愛い苔玉をお迎えしてみてください!