
毎日の生活に癒しをくれる、苔テラリウム。
大切に育てていても、お手入れのときにふと「カビ臭い……」と感じることはありませんか?
苔テラリウムにカビが生えてしまった場合、適切な対処法を知っておくことが重要です。
また、カビ臭いと感じた場合も、早めに対処することで、苔テラリウムを健やかに育ててあげられます。
湿度の管理や日光の利用など、さまざまな対策を学んで、苔テラリウムを長く楽しんでくださいね。
今回は、苔テラリウムがカビ臭いときの対処法について詳しく解説していきます。
目次
苔テラリウムがカビ臭くなる原因
お気に入りの苔テラリウム。
見た目はキレイなのに、なんだかカビ臭い……とお悩みの方も多いかと思います。
実は、苔テラリウムはカビが繁殖しやすいので、よくあるお悩みなのです。
カビ臭くなる原因には、どのようなものがあるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
水やりをしすぎる
苔は湿気が好きだと思われがち。
しかし、過剰な水やりはカビの発生に繋がります。
土が常に湿ったままになると、カビが生えなくていないように見えても、カビが繁殖して臭くなるリスクが上がってしまうのです。
水やりの目安としては、土や苔が乾いてからあげることを意識しましょう。
換気をしていない
フタつき容器の場合は、特に換気が足りず、容器内が苔の繁殖しやすい環境になりやすいので注意が必要です。
密閉されていると、容器内に水分が蓄積しやすくなります。
定期的にフタを開けて換気をし、苔テラリウム内に新鮮な空気を取り込むようにしましょう。
人形などを詰め込みすぎている
苔テラリウムの容器内には、土、苔に加えて人形などの装飾物を飾る方も多いのではないでしょうか。
小さな空間に物を詰め込みすぎていると、空気の循環が阻害されてしまい、湿気がたまりやすくなります。
装飾物にカビが付着して繁殖してしまうこともあるので、カビ臭さを感じた場合は装飾物を減らしてみるのがおすすめです。
苔テラリウムがカビ臭いときの3つの対処法
パッと見たかぎりではカビが発生していないけれど、なんだか苔テラリウムがカビ臭い……というお悩みも多いようです。
そのままにしていると、本格的にカビが繁殖してしまうかもしれません!
いつまでもキレイな苔テラリウムを保てるように、カビ臭いときの対処法を見ていきましょう。
変色しているところは取り除く
苔テラリウム内でカビ臭さを感じるとき、まずは容器内を注意深く観察しましょう。
カビが繁殖している箇所は、茶色く変色していることが多いです。
変色した部分は、ハサミを使って丁寧に取り除きましょう。
フタを開けて空気を入れ替える
苔テラリウムがカビ臭いときは、空気を入れ替えることも大切です。
特に、フタつきの苔テラリウムでは密閉状態になりがちです。
湿気がこもりすぎると、カビの繁殖を助長する恐れがあります。
定期的にフタを開けて、新鮮な空気を取り入れましょう。
日光を当てる
日光は、カビの繁殖を抑える効果があります。
カビ臭いと感じたら、苔テラリウムを日光に当てることでカビの繁殖を防ぐことができます。
日光に当てる際は、直射日光を避けて柔らかい光を利用するようにしましょう。
光が入りやすい窓際などに置いてあげてください。
苔テラリウムにカビが生えたらどうする?
大切に育ててきたけれど、苔テラリウムにカビが生えてしまった……。
ショックで全部捨てなきゃ!と慌ててはいけません。
どれくらいカビが生えたかにもよりますが、部分的な処理をすれば、これまで通りに苔を育てられます。
ここでは、苔テラリウムにカビが生えてしまったときの対処の手順をご紹介します。
①中身を全て取り出す
まず、カビが発生した苔テラリウムから、全てのものを取り出してください。
人形などの飾りも苔も土も、全てを取り出すのが肝心です。
容器から苔を取り出すときは、優しく扱い、傷つけないように注意しましょう。
取り出した苔は、一時的に新聞紙などの上に置くのがおすすめです。
②容器や人形などを洗う
カビの発生した容器や飾り、人形などを洗います。
カビが少しでも残っていると、再度カビ臭くなる可能性があるのでしっかりした洗浄が必要です。
中性洗剤を使って丁寧に洗い、アルコールなどのスプレーで拭き取りましょう。
これで容器内のカビの残留を起こさず、再発を防ぎます。
③土を交換する
カビの発生した苔テラリウムでは、土壌も交換した方が安心です。
見えない部分にもカビが繁殖していることがあるので、もったいないと思わずに処分しましょう!
交換作業としては、古い土壌を全て取り除き、新しい土壌に入れ替えます。
土の交換後は、苔を植え直し、しっかりと土を整えてください。
植え替え時は苔に傷の付かないよう、やさしく取り扱いましょう。
カビ臭いと気付いたら、早めの対処を!
日常に癒しや楽しさをくれる、苔テラリウム。
しかし、育て方によってはカビが発生してしまうことがあります。
もし、カビが発生してしまった場合や、苔テラリウムがカビ臭いときには、早めに対処しましょう。
カビが生えにくく、苔が育ちやすい環境に整えてあげることで、よりキレイで元気な苔の姿を楽しめることでしょう。
苔にとって心地よい環境を作り、苔テラリウムを長く楽しんであげてくださいね。