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苔テラリウムが枯れる原因とは?3つの対策で苔を長く楽しもう

りさこぐま
AUTHOR りさこぐま

手元で育てていた苔テラリウムが、突然茶色く枯れてしまった……。
苔テラリウムを育てている人なら、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
大切に育ててきた苔が変色しているのを見たときほど、ショッキングなものはありませんよね。
でも、心配する必要はありません!
変色しているからといって、枯れていて捨てるしかないと決めつけるのは早いかも?
適切な対処で、これからも苔を育てられる可能性があります。
この記事では、苔テラリウムが枯れる原因や、枯れたときの対処法、枯れないための対策を解説していきます。

苔テラリウムが枯れる3つの原因

苔テラリウムが枯れる原因を知ることは、美しい苔を保つために非常に重要です。
原因を突き止めることで、適切な対応ができるようになります!
ここでは、苔テラリウムを育てていると直面しやすい、3つの枯れる原因について詳しく解説します。

水やりをしすぎている

苔テラリウムが枯れる原因として考えられるのは、水やりのしすぎ。
苔は湿度を好むと思われがちですが、、過度の水分は根腐れやカビの原因となります。
過剰な水分は苔にとって負担となり、茶色く枯れる原因にもなるのです。
まずは、水やりの頻度と量を見直してみるのが大切です。

日光が足りていない

枯れる原因として、苔テラリウムに十分な日光が当たっていないケースも多々見られます。
日光が足りないと、苔の成長が鈍り、茶色く変色することがあるのです。
苔も、光合成を行う植物であることを意識せず育てている方も多いのではないでしょうか。
苔の成長には光を必要としますので、日陰を意識しすぎずに適切に採光しましょう。
光合成をするからといって、直射日光は苔にとって過酷な環境となります。

換気をしていない

フタ付き容器で苔を育てている場合に、起こりやすい原因が換気不足です。
テラリウム内の空気が停滞すると、湿度が過度に高まり、カビが発生しやすくなります。
カビが発生すると、苔の健康を害し、枯れてしまうことがあるのです。
定期的な換気は、テラリウム内の空気を新鮮に保ち、カビの発生を防ぐために不可欠です。少なくとも週に一度はテラリウムの蓋を開けて、数分間換気を行いましょう。
また、マメに換気できない場合には、テラリウムに小さな通気孔を設けるのも効果的です。

苔テラリウムが枯れてしまったら…

大切に育てていた苔が変色していたら、ショックですよね。
しかし、苔テラリウムが枯れてしまった場合でも、適切な対策を取ることで、再び健康な状態を取り戻せます!
ここでは、苔が枯れてしまった場合の具体的な対処法について説明します。

枯れてしまった部分は刈り取る

苔テラリウムの苔が枯れてしまった場合、まず最初に行うべきことは、枯れてしまった部分の刈り取りです。
枯れた苔は、他の健康な苔に悪影響を与える可能性があります。
茶色くなってしまった部分は、小さなハサミやピンセットを使用して慎重に取り除いてください。

水をあげて新芽が出てくるのを待つ

枯れた部分を刈り取った後は、苔が再び元気を取り戻すために、適切な水やりを行うことが重要です。
ただし、水やりの頻度や量には注意が必要です。過剰な水やりは根腐れを起こしやすい環境を作ります。
苔が枯れる原因ともなり、カビの発生も招くため、適度な湿度を保つことを心がけましょう。
水やりを行った後は、新芽が出てくるのを待ちましょう。
苔はゆっくりと成長する植物ですので、すぐに結果が見えない場合もありますが、焦らずに待つことが大切です。

苔テラリウムが枯れるのを防ぐ!3つの対策

できれば、苔テラリウムが枯れるのを防ぎ、キレイな状態を保ちたいもの。
これから解説する以下の3つの対策を実践して、健康な苔を維持し、長く楽しんでくださいね。

光が入る場所に置いてあげる

苔テラリウムを育てる際には、光が必要であることをお伝えしてきました。
具体的には、窓際など間接的に光が入る場所に置いてあげることが重要です。
例えば、窓際の明るい場所やレースのカーテン越しに光が差し込む場所が適しています。
苔が光を均等に受けられるように、テラリウムの向きを定期的に変えてあげてください。
しかし、仕事の都合や住環境によっては、苔の成長に適した採光が難しい方もいるかと思います。
自然光を取り入れられない場合には、植物育成用のLEDライトを使用することもおすすめです。

室温30℃以下で育ててあげる

苔テラリウムを育てる際には、室温にも気を配る必要があります。
苔は涼しい環境を好むため、室温が30℃以下であることが理想的です。
高温になると苔がストレスを受け、枯れてしまう原因になります。
また、暖房器具の近くに置くと、熱で苔が乾燥してしまうケースも見受けられます。
高温というと夏場を意識しがちですが、冬場にも注意してくださいね。

苔全体が湿るように水やりをしてあげる

過剰な水やりはカビの発生を招くため、適度な湿度を保つことが大切だとお伝えしてきました。
具体的には、苔全体が均等に湿るように、霧吹きを使用して、苔全体に細かく水をかけると良いです。
苔の表面が軽く湿る程度にとどめることで、根腐れを防ぐことができます。
また、水がテラリウムの底に溜まらないように注意しましょう。
さらに、テラリウム内の水はけを良くするために、底に砂や小石を敷くのもおすすめです。
余分な水分が苔に直接触れるのを防ぐことができるので、つい水をやりすぎてしまう方は取り入れてみてくださいね。

苔テラリウムが枯れるのは「光」と「水」の過不足が原因!

苔テラリウムが枯れる原因や、枯れたときの対処法、枯れないための対策を解説していきました。
自分の好きな世界を作り出せる苔テラリウムは、愛着が強い分枯れたときのショックが大きいものですよね。
キレイで元気な苔を長く楽しむには「光」と「水」を、苔にとって適切な量与えてあげましょう。
・窓際で間接的に自然光を取り入れる
・苔が乾いたら全体が湿るくらい、霧吹きで水やりする
・適度に換気して、過度な湿気とカビの発生を防ぐ
この記事で解説した、以上の3点に注意して、苔テラリウムを長く楽しんでくださいね。