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季節ごとに違う、苔のお手入れポイントを学ぼう!

りさこぐま
AUTHOR りさこぐま

苔庭、盆栽、苔玉、苔テラリウム…さまざまなかたちで苔を楽しむ方法が増えてきました。
街中のお花屋さんでも、苔玉が販売されていたり、商業施設の苔テラリウムを作るワークショップが開催されていたり、と苔は皆さんにとってどんどん身近な植物となっているのではないでしょうか?
日々の癒しとして、ちょっとした趣味として、気軽に取り入れやすい苔。
しかし、お手入れの方法を間違えてしまい、苔玉から小虫がわいてしまって泣く泣く手放すことになってしまった…という方も少なくないはずです。
実は、見た目にはわかりにくいのですが、苔は1年の中で少しずつ様子が変わる植物なのです。
今回は、季節ごとに違う苔のお手入れ方法をご紹介します!

春は意外と乾燥しやすいので注意!

春は、その他の植物と同様に、苔も新芽が出てくる季節です。
苔玉や苔テラリウムなど、室内に置いている場合は紅葉しませんが、苔庭や盆栽など屋外にある苔は秋から冬にかけて紅葉しているので、色の変化がわかりやすいかと思います。
意外と乾燥しやすい季節なので、様子を見てたっぷりとお水をあげるようにしましょう。
お水が足りてくれば、キレイな緑色になっていきますよ!
春に咲く花を苔と一緒に楽しみたい場合には、蕾の状態のときにアレンジを行ってください。
花が咲いている状態でアレンジをする場合には、植物の根が乾かないように注意が必要です。

夏は高温多湿でトラブル!

ジメジメと湿気が多い梅雨は、トラブルが起こりがちな季節。
高温多湿によりカビやバクテリアが繁殖すると、苔が腐ってしまいます。
梅雨明けまでは乾燥を意識してお手入れしてあげましょう。
苔の葉のみが傷んだ場合には、ハサミで傷んだ葉のみを取り除いてあげてください。
梅雨が明けて夏になってからは、直射日光に注意が必要です。
できるだけ直射日光を避けましょう。
蓋つきの苔テラリウムの場合は、蓋を開け、中を蒸らさないように気を付けてください。
エアコンなどで部屋が乾燥しているときは、霧吹きを使って湿らせるのも重要なポイントです。
苔が湿っているのか、乾燥しているのか、よく観察してお手入れしていきましょう。

秋は苔を使ったアレンジがしやすい季節!

他の植物は秋になると葉を落とすイメージですが、苔は秋にも新芽を出します。
大きく成長する季節なので、栽培に適したタイミングといえるでしょう。
冬から春に向けてのアレンジをするなら、秋がおすすめです!
早春に楽しみたい植物をあわせた盆栽や苔玉のアレンジに力を入れてみましょう。
落葉しているタイミングの植物であれば、アレンジ時の取り扱いもしやすく、苔玉にしやすいでしょう。

冬の乾燥は苔にとって大敵!

冬は、特に乾燥に注意が必要な季節です。
特に空っ風には弱く、緑色から茶色に変色してしまうことがあります。
パッと見では枯れてしまったように見える冬の苔ですが、中にはきちんと春に向けて芽が眠っています。
屋内で楽しんでいる苔テラリウムや苔玉は緑色を保つことができますが、エアコンの風による乾燥には注意が必要です。
苔が乾燥していないか様子を見ながら、冬でもしっかりとお水をあげるようにしましょう。

苔の変化を楽しみながら、よく様子を見てお手入れしよう!

今回は、季節ごとの苔のお手入れについてご紹介しました。
意外と乾燥しやすい春、高温多湿で苔が腐りやすい夏は、特に注意が必要です。
秋や冬は比較的お手入れがしやすい季節ですが、苔の様子をしっかり見て乾燥させないように気を付けましょう。

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暮らしに取り入れることで、日々に癒しをくれる苔。
この記事を参考に、ぜひお家に取り入れてみてはいかがでしょうか?